◆担当業務について一言
雨樋について、外部に取付いているものですから、詐欺めいたものはほとんどありません。
でも、少し樋を掃除して2〜3万円を請求する業者がありますので、気を付けてください。
◆傷みを発見するためのワンポイント
雨樋の漏れは必ず雨降りに点検してください。
トタンの雨樋の場合は錆びている場合がありますが、プラスチックの雨樋は錆びることはありません。
漏れている箇所の上に落葉樹があり、時には縦樋が全部葉っぱで詰まっている場合があります。
また、雪が積もったりして樋の勾配が悪くなり、下っている所から漏れたりすることがあります。
◆自分でできる簡単な手入れの仕方
トタンの樋の場合は星のような斑点がでてきたら、これは樋内からの錆です。早めに交換してください。トタンの屋根の場合も同じです。
なお、最近のトタン屋根は「ガリバリウム鋼板」といって、表面が錆びにくくなっています。でも、昭和50年以前に施工したものは、大抵錆止がないので痛んでいる場合が多々あります。この場合は、塗装をしても、完全に錆を落さないとすぐに数年後に錆が廻ってきます。どちらかというと、トタンを葺きなおしたほうが安くあがると思います。
樋の漏れを放置すると、壁に水が当って柱が腐ったり、塗り壁がはがれたりします。
その場合は、木の葉、すずめの巣などつまっているものを取り除いてください。
勾配が悪い場合は、樋受を押し上げるだけでもマシになります。
◆費用のかからないおすすめ改修は?
プラスチック雨樋の場合、ホームセンターで買って来て取り替えましょう。「樋用ボンド」も売ってます。
また、木が近くにあって詰まりやすい場合は、網を買ってきて、詰まらないように樋の上に張りましょう。また、樋受の針がぬけている場合がありますので、その時は、針を打ち直してください。
1Fの屋根や大屋根でも下にベランダがあるところは良いのですが、総2階建ての大屋根の樋の掃除は、大変危ないです。できれば、なれている方にお願いされたほうがいいと思います。
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